出生数が100万人を割る時代に産まれてきてくれた娘と考えること
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2017年の子どもの出生数が100万人を割るとのニュースが発表されました。
1899年以降で最小の出生数だったそうです。
今年私は33歳になるのですが、私の周りだけ見ると、会社の同僚や大学時代の友人など子どもが産まれた家庭が5組とまさに出産ラッシュでした。なので、このニュースにはかなりびっくりしました。
妻は32歳で初産でした。
同じく出産した友人たちも31歳~33歳で、みんな初産です。
少し前の時代と比べると、初産の年齢が遅いんですよね。
義母は25歳くらいで妻を産んでいたそうなので、娘が産まれる前は少しプレッシャーもありました、正直。
なかなか子どもができず、いわゆる妊活をしていたときは、私も精神的にまいっていて、ちょっとイライラしたりもしました。
・・・テンガルーペを買って、こんな事件も起きました(笑)
娘ができて3か月が経ち、子どもがいないときには見えていなかったものが見えてきたり、社会に対して感じたりしたことがいっぱいあったので、一度まとめてみたいと思います。
晩婚化・晩産化は止められない
個人的には晩婚化とそれに伴う晩産化は止められないのでは、と思います。
私が働く会社でも女性の活躍を推進ということで、女性管理職がどんどん誕生しています。産休・育休などの制度はしっかり整えていますが、それ以上に仕事が楽しくてバリバリ働く女性がたくさんいます。
彼女たちと話していると、
「いや、結婚したくないわけじゃないんだけど、せっかく仕事楽しくなってきたところで抜けられないよ。」
「せっかく大学まで行って、こんな社会人になりたい!って思ってる姿があるのに、会社休むっていう選択肢はないかなー。」
なんてことを聞いたりもします。
実は私は以前にアメリカに住んでいたのですが、アメリカのキャリアウーマンも同じような考え方です。
ニューヨークに住むカップルは、犬を飼う率が高いって聞いたことありますか?
夢を持ってニューヨークに住んでいるので、子どもを持つことは難しい。
だけど、家族は欲しいから犬を飼おう、となるんだそうです。
日本でも女性の活躍は進む一方ですから、晩婚化は止められないかと。
意外とある地域コミュニティ
妻と2人で暮らしているときは、文京区って落ち着いているけど意外と人との交流が少ない街だな~なんて思っていたんです。
でも、実は子どもを持つ親同士が集まるコミュニティがたくさんあることがわかりました。
児童館に行けば他のお母さん・お父さんがいて話ができるし、子育て世代のファミリーの交流の場を作っているNPOなんかもあるんです。
我が家の近くだと、「こまじいのうち」が有名です。
まだまだ子育て世代にやさしくない
このブログって子育てしてる人しか読んでないですよね?
言っちゃっていいですよね?(笑)
日本って、子育てしている人に冷たい人多くないですか?
- 子連れの人が電車に乗ってきても、優先ゾーンを決して譲らない人
- ベビーカーを押して構内から地上まで出るルートが全然整備されていない地下鉄の駅(特に春日!)
- 時短で働く母親に平気で残業を強いる会社
娘をエルゴで抱いて電車に乗ってて、席を譲ってもらえたのは1回だけ。
それも外国人の男性だけです。
"Come on, man. You should not stand with your kid."
って言ってくれて、マジかっこいい黒人でした。
外出すると「お子さん可愛いですね~!!」なんて言ってもらえることも結構多くて、やさしさに感謝することもたくさんあるんだけれど、ストレスなく子どもを伸び伸びと育てられていると自信を持っては言えないな~。
娘が大きくなった日本はどんな社会なんだろう
娘が20歳になるのは、2037年。
日本の人口は1000万人以上減少していて、1.12億人程度になるそうだ。
20年後の社会として確実視されているのが、労働人口の減少とAIによる労働の超効率化。
単純作業はAIやロボットがやってくれるから、人間がする仕事の幅が狭くなる。
それに伴って人が働く理由も、「お金を稼ぐ」ことから、より「社会に貢献する」など精神的な満足に移っていく可能性が高いそうです。
若いうちは苦労しろ!とか、残業こそが美徳、みたいな丁稚奉公的な働き方は、もう絶対に流行らないでしょうね。
自分が楽しいと思うことを仕事にしてもらえるのが一番良いのでしょうが、彼女は一体何を好きになるんだろう?
興味の幅を広げてもらえるように、色んなものを一緒に見ていきたいです。